サラリーマン 兼業 トレーダー ヨシさんです。
日々の取引、取引銘柄などはブログで紹介しています。
繰り返される惨劇
11月17日のことです。
いつものように、午前中の休み時間にエントリーして、昼休みに動きをチェックすると、恐ろしい事態が待っていました。
それは、日経平均が、いきなり300円ほど下がり、前日終値である22000円を割るかどうかでせめぎあっていました。
もちろん、エントリした銘柄は、午前中に+3%まで伸びていたのに、いきなりのマイ転です。
しかも、日経先物はナイヤガラの滝のように垂直落下して、容赦なく22000円を割っています。このまま、大幅安も考えられる展開です。
所有銘柄のロスカットラインは近付いています。その時、自分の精神状態はどうだったのか。
「もうすぐ、所有銘柄のロスカットラインだ。このまま受け入れろ」
「いや、こんな垂直落下はありえない、リバる。今のうちロスカットを下げろ」
もう、死にそうな精神状態です。
© タイトル:ブラックジャックによろしく 著作者名: 佐藤秀峰 URL: http://mangaonweb.com/
なぜならば、ここが、私のダメトレードが発生する最大要因だからです。
いままでの取引で大損する原因は、いったんロスカットラインにきているにも関わらず、損切への嫌気から、勝手にロスカットラインを下げることがありました。
いつか戻るはずだ、持っていれば戻るはずだ!でホールドして、最終的に戻らず大幅ロスカットです。
最初に売っていれば、損害は軽微だったのに。
わかっているんです。十分すぎるほど、ロスカットを受け入れたほうが良いというのは。
でも、指がスマホの上を滑り、逆指値注文を解除しようとしています。
もう、理性と感情がぶつかって、泣きそうになります。
どんどん値を下げる銘柄、22000円でリバりそうな日経平均。
そして、心が張り裂けそうな苦しみを受けながら、ロスカットを受け入れました。
その時、思いました。
なんで、こんなに損切って難しいだろう。俺の何が悪いのかって・・・・・。
最悪なことに、大引け後の値は、やっぱりリバウンドしていて、さらにプラ転していました。
ある経験
さて、そんなことがあった先日、Rさんの忘年会に参加するために、地元から東京へ車を走らせました。
地元から東京までの230キロです。
ふとガソリン計をみると、あと200キロ弱くらい走れそうな感じです。
それはつまり、ギリギリ給油を我慢すれば、厚木当たりのガソリン安売りゾーン(周辺より5円以上安い)まで届くことを意味しています。
ただ、ギリギリです。
でも行けそうな気がしたので、そのまま走行を続けました。
神奈川に入るくらいから、給油ランプがぼんやり点き始めました。
国道周辺にはいくつもガソリンスタンドがあり、5円以上高いですが、入れようと思えばいつでも給油できます。
当然、入れようか入れまいか、迷います。ガソリンの給油ランプは点滅から点灯に変わります。
動揺した気持ちのまま、そのまま走行を続けます。
もうすぐたどり着く。しかし、いつも使っているスタンドが現れません
給油メーターの針は、かなりやばいところまで下がってきています。
これは本当にやばいと思いつつも、途中にあるガソリンスタンドには入りません。
そしてついに、いつもの格安のガソリンスタンドがある地域に到達しました。
だが、そのガソリンスタンドは閉鎖になっていました。
もう、ばからしくなって、笑うしかない状態でした。
結局、その周辺の高いスタンドで、入れることになりました。
その時、ふと気づきました。
これは、自分がロスカットをできない状況にそっくりです。
目標としたガソリンスタンドがロスカットの実行、途中の5円ほど高いガソリンスタンドが、損切のチャンスです。
そう考えると、目標のガソリンスタンドまで行くとリバる、だから途中のロスカットのチャンスは見過ごす、ずらす。
トレードも、日常生活でも、やっていることは一緒なんです。
では、これからどうするか
結局、負ける理由は、日常と同じことをやっているからなんです。
2002年のノーベル経済学賞を受賞したプロスペクト理論では、「人間には自分に有利な場面ではリスクを避けて、自分に不利な場面ではリスクをとることを好む」傾向があるとされえています。
ですので、損切を先延ばしするのは、人間の特性と理解して、克服していくしかありません。
考えられるのは、2点です。
- 日常生活の中でも判断を早くする。先送りしない。(ガソリンは早めに入れる。)
- 判断の根拠をできるだけ明確にする。
適当に付けた値ではなく、チャートから根拠のあるラインを見つける。
超えたら何が起きるか認識しておく。
簡単なことなんですが、克服するためには必要なことだと思います。
まとめ
損切りできない理由は、人間の判断の仕組みによるものです。
それは、日常生活にも表れているので、意識して改善する必要があります。
損切については、根拠を強化するために、チャートを基に明確な条件を考えます。
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